2010年9月13日月曜日

水をあたえすぎないために

水やりのタイミングを測るのはとてもむずかしいことです。
一日に何回とか何日に一回とか、水は定期的にあたえるものだとおもっている方がよくおられるとおもいますが、じつのところそれはまちがいなのです。
植物が毎日おなじ量の水を消費しているならばそれでもいいのですが、そうではありません。その日その日の気温・湿度、そして葉の量・密度、おなじく根の量・密度と、植物のおかれた環境と成長度合いによって水の消費量は常々変化します。
ですから、水やりのタイミングを時間で測ることはできないのです。
では、どうすればいいのか。
植物の状態にあわせて水の供給をしてやればいいわけですから、理屈では、植物が欲しがっているときにあげる、
というのがベストになります。
ですが、植物は動物のように言動でうったえてくれないので、それを読み取るのはけっこうむずかしいものです。
具体的には、しおれ具合でお水をほしがっているかどうか知ることができるのですが、読み取り方は経験でおぼえるしかありません。当然のことながら、幾度かその種類の植物を栽培した経験がないとわかりえないことでしょう。
では、初心者の方にもできる安全な水やりの方法はないものでしょうか。
あります。
鉢ごと重さを測るのです。
そうすることで、培養土にふくまれている水分の量を測ることができます。前回水やりをしたときから軽くなっているぶんだけ植物が水を消費したと考えればいいのです。あまり軽くなっていないなと感じたならば、その時点での水やりはやめておきましょう。
できることならば植物を植えるまえに、乾燥した状態の鉢と培養土の重さを測り、おぼえておくといいかもしれません。

人気の投稿